戦争で人は偉くはなれない
「戦争で人は偉くはなれない」
「スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」にてヨーダが放ったセリフである。
目次
ルークとヨーダが出会うまで
ホスの戦いの後、惑星ダゴバに降り立ったルーク•スカイウォーカーは、ジェダイ•マスターであるヨーダを探していた。
ヨーダはクローン戦争中に発生したジェダイの粛清であるオーダー66から逃れるため、惑星コルサントから脱出し、ダゴバで隠れるように暮らした。
年月が経過し、ジェダイになるための訓練を受けるべく、若きルークが霊体のオビ=ワンの助言を元にR2D2と共にX ウィングに乗ってダゴバへやって来た。
ヨーダを探していると、緑色の弱々しい見た目の生き物が現れた。ルークは、「偉大な戦士を探している」と声を掛ける。だが、その緑色の生き物こそがヨーダであることにルークは気づかなかった。
ヨーダは言った。「戦争で人は偉くはなれない」と。
クローン戦争やシスとの戦いなど、多くの戦いを経験をしたヨーダ。多くの犠牲の上に戦争に敗れ、共和国は陥落し、新たに銀河帝国が設立され、銀河中が恐怖に支配されたことで平和と秩序は失われた。
この、スターウォーズでの悪夢のような描写がウクライナで起きている。
ロシア、ウクライナへ軍事侵攻(2022年)
今まさに僕がこの記事を執筆している間にも、ロシア連邦はウクライナに対して一方的に軍事侵攻している。
なんの罪もない人々が犠牲になったり、怯え、苦しんでいる状況を映像を通してみると胸が痛む。
機能されない国際連合
国家間の平和と安全のために組織された国際連合には、常任理事国にロシアがいる。
常任理事国には拒否権(反対権)というものがあり、国連の採択に際して常任理事国が1カ国でも拒否権を発動するとその採択は見送りになるということだ。
日本時間2月26日午前、ロシアによる軍事侵攻を止めるよう、決議案を採択を試みるものの、ロシアは拒否権を発動し、結局採択されることはなかった。
今、この瞬間に多くの人々の命が危険に晒されている中で、ロシアの大統領、国連大使…。
彼らは戦争を正当化している。
第二次世界大戦で人は何を学んだのか?
武力による手段は解決にならない。
前の戦争でも多くの命が犠牲になった。
唯一の解決策は、話し合いによる平和的解決だと思う。
あなたがしている軍事侵攻は戦争犯罪だ。
あなたにも理性はあるはずだ。
戦争で人は偉くなれない。
多くの人々を悲しませていることに気づけ。